社長

鈴木 美和

鈴木 美和

代表 / Valuablelink Consulting Inc.

 

日本の伝統と文化を世界へ広め、未来に繋ぐグローバルリーダー

カナダ在住歴30年

Q カナダに来ようと思ったきっかけは何ですか?

A 高校で進路を決める時期に、自分は将来何をやりたいのかと考えた時に「世界中のいろんなところに行ってみたい!」と思うようになりました。まずは英語を習得することが必要だと思い、東京にある英語の専門学校へ入学しました。

卒業後は全く英語とは関係のないIT企業へ就職することになりましたが、外国への思いは吹っ切れず、数年後にワーキングホリデービザでカナダへ来ました。

なぜカナダを選んだのかというと、特に理由はなく、当時の私は英語圏であればどこでもよく、とにかく海外に行きたいという想いが強かったです。

Q 事業を立ち上げようと思った経緯や出来事を教えてください!

A 現地の旅行会社で働いていた時、私は岩手県盛岡市市長率いる団体がカナダのビクトリア市で開催した岩手県産リンゴの試食イベントに現地案内役として参加していました。そしてイベント当日、突然司会を任されることになりましたが、司会業は私の仕事の範囲外であり、そのようなイベントの司会をするのは初めてでしたし、岩手県についての知識もなく、岩手県産リンゴを一度も食べたことがありませんでした。しかし、団体に参加していた農協の熱血営業部長(リンゴ農園の方)の強い勧めを断りきれませんでした。

幸い、イベント自体は無事に終えることが出来ましたが、せっかくの貴重な海外販促にも関わらず、あまりにも計画性に乏しく、準備不足な手配が目立ちました。例えば、輸入されているはずのリンゴの所在が分からなかったこと、イベント保険の購入が間に合っていなかったこと、マイクなどの備品の手配が不十分だったこと、など問題が山積みでした。

この経験から、海外で日本の進出事業を全面的にサポートする専門の会社の必要性を強く感じ、会社を立ち上げることを決意しました。

Q カナダでビジネスをする上で気をつけていることは何ですか?

A 人とのコミュニケーションです。

日本人は、他文化にはない独特な国民性を持っています。それは「調和」です。人との調和を一番に考え、強い自己主張を避け、間接的に物事を伝えようとする文化があります。そして、それを日本では美徳と考えます。

一方で、外国は(特に北米や欧米では)多種多様な人々が入り混じっています。個々の育った環境も違えばものの考え方も全く違うので、ちゃんと自己主張をしていかないと相手に意思が伝わりません。

「これぐらいならきっと相手も察してくれるだろう」といった曖昧さは、相手を傷つけないようにと配慮した日本人らしさですが、海外では、かえって誤解を招き、ビジネス上信憑性を失うなど大きな問題に発展していきます。

そのため、私はどんな時でも相手の意見を尊重しつつも、自分の意見をはっきりとお伝えしています。

写真:ブリテッシュコロンビア州ビクトリアのショッピングモールで開催されたイベントです。黄色いリンゴの被り物をかぶらされた当時、自ら事業を立ち上げ、この業界に入るとは思ってもみませんでした。

Q 事業を通して日本にどのような貢献をしたいですか?

A 私の両親は宮城県で農業を営んでおりますが、帰省する度に過疎化が著しく進んでいると感じています。

地元を離れてしまった私が言うのもおこがましいのですが、日本の農業・畜産・水産などの一次産業の後継者不足はとても深刻な問題です。これらの産業が衰退すれば、食料自給率は低下し、将来海外からの供給にさらに依存しなければならなくなります。これは日本にとって非常に危機的状況です。もし今後世界情勢がより一層乱れ、食料供給や物流に影響を及ぼしてしまったら、島国である日本は確実に孤立し食糧難に陥ってしまいます。

私は日本の農業・畜産・水産が日本からなくならないように、この事業を通して、日本産品の海外輸出を支援し、世界中の人々に日本の高品質な品物を届けることにより、一次産業を発展させるだけでなく、これら産業に従事する人たちに夢とロマンを届けたいのです。

Q 事業を通して日本にどのような貢献をしたいですか?

A 私の両親は宮城県で農業を営んでおりますが、帰省する度に過疎化が著しく進んでいると感じています。

地元を離れてしまった私が言うのもおこがましいのですが、日本の農業・畜産・水産などの一次産業の後継者不足はとても深刻な問題です。これらの産業が衰退すれば、食料自給率は低下し、将来海外からの供給にさらに依存しなければならなくなります。これは日本にとって非常に危機的状況です。もし今後世界情勢がより一層乱れ、食料供給や物流に影響を及ぼしてしまったら、島国である日本は確実に孤立し食糧難に陥ってしまいます。

私は日本の農業・畜産・水産が日本からなくならないように、この事業を通して、日本産品の海外輸出を支援し、世界中の人々に日本の高品質な品物を届けることにより、一次産業を発展させるだけでなく、これら産業に従事する人たちに夢とロマンを届けたいのです。

Q 長年海外にいるのにも関わらず、なぜ日本に貢献したいという意思がそんなにも強いのですか?

A 不思議なことに、海外での生活が始まってからの方が、日常の中で「日本らしさ」に心惹かれることが増えています。そして海外に住んでいるからこそ、日本と海外の違いを肌で感じ、その中で日本の良さや課題をより深く理解するようになりました。

この経験を通じて、日本への思い入れが一層深まり、日本に対して何か貢献したいという強い想いが自然と芽生えてくるのです。

Q 最後に事業に対する思いを聞かせてください!

A 私は、日本文化や日本の産品を世界へ広げていく事を仕事としています。この仕事を始めて気づいたことは、実際にお客様の手元に届ける小売などの担い手がなかなか本質的な良さを伝えきれていないことです。

例えば、日本産のお米。日本米は「短粒米」で粘り気が強いお米です。一方で、海外で主に食べられている米は「長粒米」でタイ米のようにパサパサしているお米です。「長粒米」を好んで食べる人たちに対して「日本米はもちもちして、高品質だから美味しい」と、一方的に日本人の好みを押し付けても食べてもらえません!

本来なら、一緒に「お寿司」や「おにぎり」などの作り方や食べ方を教えながら販売すれば、本当の日本米の美味しさを知ってもらえるはずです。しかし、このように丁寧に作り方や食べ方を説明しながら販売することには、現地のスーパーマーケットでは限界があります。

その解決策として、私は日本食文化をテーマにしたスーパーマーケットの事業を立ち上げることを目標にしています。お客様が日本食の体験学習できる場所であり、輸出したい生産者の売り場にすることを目指しています。

そして事業の最終ゴールは、その日本食文化をテーマにしたスーパーマーケットを世界中に作る事です!

Q 最後に事業に対する思いを聞かせてください!

A 私は、日本文化や日本の産品を世界へ広げていく事を仕事としています。この仕事を始めて気づいたことは、実際にお客様の手元に届ける小売などの担い手がなかなか本質的な良さを伝えきれていないことです。

例えば、日本産のお米。日本米は「短粒米」で粘り気が強いお米です。一方で、海外で主に食べられている米は「長粒米」でタイ米のようにパサパサしているお米です。「長粒米」を好んで食べる人たちに対して「日本米はもちもちして、高品質だから美味しい」と、一方的に日本人の好みを押し付けても食べてもらえません!

本来なら、一緒に「お寿司」や「おにぎり」などの作り方や食べ方を教えながら販売すれば、本当の日本米の美味しさを知ってもらえるはずです。しかし、このように丁寧に作り方や食べ方を説明しながら販売することには、現地のスーパーマーケットでは限界があります。

その解決策として、私は日本食文化をテーマにしたスーパーマーケットの事業を立ち上げることを目標にしています。お客様が日本食の体験学習できる場所であり、輸出したい生産者の売り場にすることを目指しています。

そして事業の最終ゴールは、その日本食文化をテーマにしたスーパーマーケットを世界中に作る事です!

鈴木美和 経歴

日本

・宮城県栗原市出身

・東京外国語専門学校 通訳ガイド科専攻

・日本大手IT企業にてIT機器/システム提案の営業として4年勤務

カナダ

・ワーキングホリデーにてバンクーバーへ移住

・現地旅行会社にてツアーコーディネーターとして5年勤務

・結婚、出産を経て、子育て中に自宅にてLicensed Family Daycare州認定の保育所を開業 

・バンクーバー/リッチモンド周辺の保育に10年間従事

・子育てが落ち着いた後、現地の旅行会社へジェネラルマネージャー兼コーディネーターとして再就職(日本企業の海外視察、学校の海外研修、商談のファシリテーター、英語通訳)

趣味・得意・好きなこと

・絵を描く

・裁縫

・ギフトラッピング

・ガーデニング

・バレーボール(中学から高校まで。大人になってからも少し)

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